ギター

テイラーギターのモデル名の読み方教えます

Taylorギターのモデル名を徹底解剖しちゃいます!

Taylorのモデルって○10とか○12とか○14ってありますが、どういう意味でしょうか?

ceって何でしょうか?

時々見かけるNって何の略でしょうか?

知っているつもりで知らなかったモデル名の読み方教えます。

テイラーギターのモデル名

①シリーズ名

一番左の番号はそのモデルが属するシリーズを意味します。

100シリーズ…1
200シリーズ…2
300シリーズ…3
400シリーズ…4
500シリーズ…5
600シリーズ…6
700シリーズ…7
800シリーズ…8
900シリーズ…9
KOAシリーズ…k
プレゼンテーションシリーズ…ps

②弦の数(6弦又は12弦)

左から2番目の番号はトップ/サイド/バックの木材の組み合わせを意味します。

トップとサイド/バックで木材が異なる場合で6弦ギターの場合「1」
トップとサイド/バックで木材が異なる場合で12弦ギターの場合「5」
トップとサイド/バックの木材が同一の場合で6弦ギターの場合「2」
トップとサイド/バックの木材が同一の場合で12弦ギターの場合「6」

例) KOAシリーズを例にした場合
k14ce…トップはシトカスプルース、バック/サイドはハワイアンコアで6弦
k24ce…トップとバック/サイド共にハワイアンコアで6弦
k56ce…トップはシトカスプルース、バック/サイドはハワイアンコアで12弦
k66ce…トップとバック/サイド共にハワイアンコアで12弦

③ボディ形状

左から③番目の番号はボディの形状を意味します。

0 = Dreadnought(DN) ドレッドノート…アコーステックギターでは昔から愛される最もポピュラーな形状でパワフルなサウンドを奏でます。

2 = Grand Concert(GC) グランドコンサート…ボディが最もコンパクトなサイズ。演奏性も高くフィンガーピッキングに向いています。

4 = Grand Auditorium(GA) グランドオーディトリアム…幅広いピッキングスタイルに対応できるように設計されており、そのバランスのとれた汎用性の高さからテイラーギターの中で最もスタンダードとされ人気のある形状です。

6 = Grand Symphony(GS) グランドシンフォニー…グランドオーディトリアムよりやや大きめのサイズ。軽いタッチでもレスポンスが良く、ダイナミックなピッカーやストラミング奏法に向いています。

8 = Grand Orchestra(GO) グランドオーケストラ…2013年から新しく登場したテイラーの新シェイプで、オーケストラの文字通りテイラーの中で最も大きいボディサイズ。その豊富なボディは最も力強くリッチなサウンドを奏でます。

各シェイプのサイズは以下の通りです。

シェイプ:全長/スケール※2/ボディ長さ/ボディ幅/ボディ厚み(cm)
DN:104.14/64.77/50.80/40.64/11.75
GC:102.87/64.77/49.53/38.10/11.11
GA:104.14/64.77/50.80/40.64/11.75
GS:104.14/64.77/50.80/41.28/11.75
GO:105.73/64.77/52.39/42.55/12.70

※1 最大サイズとして計測(厚みはエンド側の計測値)
※2 「スケール」とはギターのナットからブリッジまでの長さを指します。オプションでショートスケールに変更した場合は63.18cmとなります。

④カッタウェイの有無

左から④番目の番号のcは「Cut-Away」の頭文字で、カッタウェイの有無を意味します。

モデル名にアルファベット「c」が表記されている場合、カッタウェイ(標準ではベネチアンカッタウェイ)有りとなります。

⑤ピックアップの有無

左から5番目の番号はピックアップの有無です。

eは「electronics」の頭文字で、ピックアップの有無を意味します。

モデル名にアルファベット「e」が表記されている場合、ピックアップ(テイラーエクスプレッションシステム)有りとなります。

⑥ナイロン弦仕様かどうか

一番右はナイロン弦仕様かどうかを意味しています。

ナイロン弦仕様(ガットギター)の場合は、モデル名の最後にハイフン+Nが表記されます。