忙しい人でも最短・効率的にギターが上達する練習法
ギターを練習するにあたって、練習内容は大きく分けると2つの目的があります。
まず1つは新しい技術の習得。
そして、もう1つは現状出来ることの維持です。
ギターを練習するにあたり
毎日練習できない
時間があまり取れない
という悩みは誰もが抱える物だったりはしないでしょうか?
同じような内容として
1日最低何分、何時間練習するのが良いか?
というのも誰もが抱える悩みのように感じますし、効率の良い練習や時間配分は永遠のテーマのように感じます。
確実に良い方法は、毎日数時間練習時間を割くことが出来るというのが多くの方の理想でしょう。
数時間を少しの時間休憩を挟み集中して練習することができ、それを毎日同じように時間を割くことが出来ればベストなのだと思います。
しかし、生活してるとそうもいきません。
そこで、数分しか練習時間が取れない、毎日出来ないという方にこのような提案をしたいと思います。
少ない時間でも良いのでなるべく毎日ギターに触れよう

例えば極端な話をしますが、10分でも5分でも良いと思います。
そして、時間が無い時、忙しい時には極端な話ですが、
「練習しよう!」
と意気込まなくても良いと思います。性格がかっちりしてる方でたまにこういう話を耳にするのですが、
ギターを毎日練習したい!でもそんな時間もない…。するとだんだん練習しなきゃ!
というのがプレッシャーになりだんだんギターから遠ざかった。という話を耳にしたことがあります。
あんなに好きで始めたかったギターを見たくもなくなるくらいまで自分を追い詰めず、まずは楽しむ事が大事です。
そして、キチンと練習時間を確保して練習出来たらベストですが、なかなか生活していると難しいというある種割り切りも大事かもしれません。
あまり自分に必要以上のプレッシャーをかけ過ぎるのも良くないのではないかと感じます。
少ない時間での練習の場合は現状維持(キープ)の意識で
数分でも可能であれば毎日触れる事で現状出来ることの維持になると思います。
毎日触っていないと感覚は鈍るものです。
例えば、時間が無く以前練習した時よりずっと時間が空いたとしましょう。
そうなると、以前出来てたものを思い出すような練習であったり思い出す内容の物が多くなります。

例えば、早いストローク、細かいピッキング等はしばらく演奏してないと久しぶりに演奏した時にスピードについていけなかったりしますよね?
結果、以前の感を取り戻すだけの練習時間になり、新しい事を習得する前に時間切れ…なんて事も考えられると思います。
ですので、なるべくなら数分でも触りたいところです。
数分でも本来は集中して練習に取り組みたいところですが、疲れていたりなかなか集中出来ない時にはテレビ見ながらなんとなくでも良いと思うんです(テレビ見ながらの練習が良いというのではなく、触らないよりはという極端な話です。ずっとこうだともちろん問題です…)。
これはとにかく忙しく時間が無いという方に極端な提案ですのでそういう方は少しでも毎日ギターに触れることを意識してみてはどうでしょうか?
時間が取れる時には現状維持(キープ)+新しい技術の習得

先ほど話した数分でもギターに触れようというのはある種現状維持、キープの練習です。
では、今日は時間が取れるという場合には、最初はウォーミングアップ兼ねて普段弾いてるフレーズなんかを行なっていよいよ本題。
新しい技術を習得するための練習です。ここで注意したいのは、時間があるからと言って内容を詰め込みすぎない事。
例えば、今日はメジャースケールとマイナースケールとリディアンスケールとミクソリディアンとコンディミとオルダードを練習するぞ!
こんなに詰め込むと数日後よくよく思い出すとメジャースケールの1つのポジションくらいしか覚えてなかった…なんてことになり兼ねません。
覚えたい内容はいっぱいあると思いますが、まずは1つずつキチンと音を把握すること。そして、スケールにしろコードにしろ
どういった所で使えるか?
という点を頭に入れること。ポジション把握しても使えなかったり使い方間違うと意味がありませんので…
後は、コードなら同じ押さえ方で違うコードのポジションも。スケールなら違うキーも。
そこまで理解し使えて初めて新しい技術をモノにした!という事になります。
新しい技術の習得というのは根気が要る作業です。まずは1つずつ確実に!スケールやコードは覚えた内容が次に覚えたい物にリンクしたり繋がっていくものです。ですので、1つずつ丁寧に練習するのを提案します。
メトロノームを使ってギターを練習する
先ほど、あまりに疲れてる場合は最悪テレビを見ながらでもギターに触れた方が良い。
なんて話をしましたが、もちろんそういった「ながら練習」よりはキチンと集中して練習した方が短時間でも効果があるというのは誰もが納得するところだと思います。
集中して練習する際には、メトロノームを利用ししっかり合わせる練習も大事です。
メトロノームを利用しないデメリットを話すと、全てのフレーズを自分のタイミング、自分のやり易いタイミングで演奏する事になるのでリズムが早い遅い等の癖がつくようになります。

もっと具体的に話すと、苦手なフレーズ、苦手なコードは抑えたり弾くのが得意なフレーズやコードよりもワンテンポ遅れがちになりますよね?
それをジャストのタイミングで弾けるようメトロノームを使って練習するわけですが、メトロノームを使わない場合、苦手なものはずっと遅いままだったり、また早く突っ込んで弾いてるものも早いままでそれが矯正されることはないと思います。
また、テンポを数字で理解できるという点は自分の成長のバロメーターになり時に非常に心強いメリットにもなります。
最初はテンポ60でしか弾けなかったフレーズが何週間後かに120でスムーズで弾けるようになっていた。
このように自分の成長を具体的に数字で観れる把握できるという点も良い点だと思います。
もちろんメトロノームをなんとなく流しながらの練習では意味がありませんので、メトロノームを使う際にはしっかり集中して練習しないといけません。
以上はあくまで個人的な練習の意見、提案です。なかなかこの様に出来ない場合も多いかと思います。
その場合
これは(今日)はキープのための練習
今日は新しい技術を覚える練習
という二点だけでも意識すると良いでしょう。
一番良く無い練習はいつもダラダラなんとなく…だと思いますので、そうならないためにも意識を集中させ練習する事が非常に大事です。忙しくあまり時間取れない場合は質を高めましょう!
思いきって休んでみる
それでも練習するのが大変だったり気が向かない時は気が向く時まで思いきって休んでみるというのもいいかもしれませんね。
例えば、本を読んだり映画を見たりスポーツをしたり、そういった他の事をしてる時にも何かしら演奏や練習のヒントを得られるかもしれませんので。
まずは楽しむこと
結局はこれに尽きるのだと思います。
もしこの記事を読んだ方で自分にあった練習方法、練習ペースを掴めていない方がいましたら、そういった方にとって良い参考になれば嬉しいです。