Taylorあれこれ

テイラーギターのネック構造 NTネック・ジョイントの話

こんにちは、テイラー専門店・アコースティックギタースギモトの店長杉本です。

今日は少しネックの話しをしようと思います。

これまで、ご購入頂いたお客様からは、

「ネックがしっかりしている」
「ネックが素晴らしい」
「ネックが持ちやすく弾きやすい」

・・・などなど、頂いた文章の中に「ネック」が登場する事が多いです。
ワードランキングでは堂々の第一位ではないでしょうか^^

そしてこのような声もあります。

「ネック回りの調整でリペアに出したのですが、あっという間に仕上がって返ってきました!」

メンテナンス性の良さが伝わってきますね。

テイラーのネックジョイントは一般的に「NTネック・ジョイント」と呼ばれていて、従来のネックとボディを一体化するような方式(セットネック)ではなく、ボトルオン方式(簡単に言えば、ねじ止め)により簡単にネックとボディを分解できるしくみにしています。

11 Cumpiano-joint

この方式のおかげで、サドルを削ったり、接合したりという面倒な作業をせずに、プラモデルみたいに簡単に取り外しができて、簡単に弦高やネックの角度を調整できるわけなんですね。なんて有り難い構造♪
(しかも、ネックを外してそれを元に戻しても、外した事が全く分からないぐらい完璧な精度なんです。)

あとこの構造にはもう1つ重要な秘密がありまして、この構造の裏にはテイラーエレアコの代名詞である「エクスプレッション・システム」の仕組みが隠されているんです。
実はネックとボディの接合部分に音の振動をキャッチするマイクが組み込まれています。セットネック方式では物理的にこの組み込みは難しいのですが、NTネック・ジョイントはそれを可能とします。
この部分のマイクと、ボディ側のマイク、この二つで音を拾う事で、アンプを通した時でも変わらないバランスで、あの素晴らしいアコースティックサウンドが得られるわけなんですね。

卵が先か鶏が先か・・・
これらをセットで考えていたとしたら、すごいですね!!

テイラー社CEOのボブ・テイラー氏は、常に革新的かつシンプルを求めて柔軟な発想を生み出している気がします。
(もちろん、ギター構造を熟知されていからこそ、出てくるアイデアだと思いますが)
BOB_NT-neck_bodyfit

ギターに限らずですが、物を作るときに「シンプル」という概念は、本当に重要な要素ですね!!

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