ギターを100年後も美しく保つ指板のメンテナンス方法・全手順

ギターの指板の手入れは必要?

テイラーに限らず、全てのギタープレイヤーはお気に入りの愛器をいつまでも大切にしたいと感じているはずです。
しかしながらメンテナンスを怠ると段々と古ぼけてきてしまいます。そうなるとギターへの愛情が薄れて手放す。または別のモデルを買うなんて事になりがちです。高いお金を払って手に入れたアコギはいつまでも良いコンディションを保ち末永く弾きたいものですね。アコースティックギターはきちんと手入れをしてあげれば100年経っても良い音を奏でてくれますから愛情をもってメンテナンスをしてあげましょう。

しっかり手入れをしているよ!という人はたくさんお会いしてきましたがボディばかりに目がいってしまって他の箇所を見過ごしているケースが大変多いです。
たとえば指板
実はプレイをするにあたって一番酷使するのが指板だと思います。
指板の手入れをしっかり行ってベストコンディションを維持する様に努めましょう。
今回は具体的な指板のメンテナンスの方法を紹介します。

指板とブリッジのエボニーは乾燥に弱い

まずはこの「乾燥対策」こそが最大のミッションだと覚えておきましょう。
乾燥をコントロールする事でいつまでも良いコンディションを保てるといっても過言ではありません。ですので1ヶ月に1度は乾燥対策と汚れを除去する為オイルを塗布して掃除をしていきます。

★準備するもの

・指板用オイル


大概の楽器店で簡単に手に入れることが出来ます。
楽器店に置いていない様であればAmazonなどで安く手に入れるといいでしょう。
高価な物である必要はありませんが必ず指板用のオイルを選んでください。

・柔らかい布切れや紙

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塗布と拭き取りに使います。汚れていもいい不要な布切れを用意してください。
キッチンペーパーは使いやすく作業後の処分も楽でお勧めです。

・マスキングテープ

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他部へのオイル付着防止に使います。
近くのホームセンターで安く手に入れましょう。

★オイルメンテナンス手順

①オイルがボディの塗装に付着しないようしっかりとマスキングします。

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ブリッジ周辺も忘れずマスキングします。

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※ツヤ消し塗装仕上げ(サテンフィニッシュ)のギターは特にご注意ください!オイルが付着するとその部分にツヤが出てしまいます!

②用意したペーパー類に「適量の」オイルを染み込ませます。オイルは使用前によく振りましょう。

※1回に適量以上大量に塗布してしまうと木部に悪影響を与える可能性がありますのでご注意ください!

③塗布していきます。塗る方向は指板の木目と「平行」方向(写真の赤矢印)になります。

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④塗布が終わったら10分程そのまま放置します。

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⑤オイルが染み込んだ部分と表面に残った部分に分かれますので
写真の赤丸部分のように染み込んだ(=オイルが足りず乾燥が強い)部分に再度オイルを塗布します。

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⑥オイルを拭き取ります。拭き取る方向は指板の木目と「垂直」方向(写真の赤矢印)になります。

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フレット際の残オイルも忘れずに。
拭き取り時は指板を傷つけないように注意してください。

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※表面にオイルが残ったままの状態は埃などを吸着させる原因になりますので最後まで必ず拭き取りを行ってください!

★まとめ

指板とブリッジのエボニーは乾燥に敏感ですので月に一回は指板用オイルを塗るようにして汚れを掃除します。

作業中はボディの塗装にオイルが付着しないようにマスキングテープなどでマスキングをしてください。
※ツヤ消し塗装仕上げのボディには特に注意が必要です。

塗布は木目と平行。拭き取りは木目と垂直です。

木は加工されていても呼吸をしています。
ギターでも同じです。
しっかりメンテナンスしてあげて貴方のギターがヴィンテージ物になった時も輝かしいコンディションを維持しましょう。

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